マーケティング

一人治療院がPPCやFB広告で新規集客する時の3つの注意点

こんにちは、堀川航です。

一人治療院の悩みで多いテーマが「新規集客」です。

毎月30人集客する方法!

といった発信をよく目にしますよね。

確かに治療院を経営する上で集客は欠かせない重要な施策です。

しかし、実は新規集客って頑張るほど首を絞める結果になりがちな施策でもあります。

理由はいくつかありますが代表的なものは以下の三つです。

  1. 新規集客は時間やコストが大きい
  2. 新規集客で悩むと誇大広告をやりがち
  3. 新規集客は売り込み感がでがち

一つずつ見ていきましょう。

治療院の新規集客は時間やコストが大きい

集客の方法は多種多様ですが、どの方法を使うにしても基本的には「お金と労力の両方をかける」人が勝ちます。

広告費の捻出、HPやLP制作費用の捻出、運用代行費用の捻出、ブログやSNSに取り組む時間の捻出。

代行を使うことなく全て自前でやるにしても、勉強のために高額な教材やスクールに加入したりすれば大きな金額がかかります。

何より、慣れていないWEBマーケティングで成果を出すにはかなりの時間と労力が必要ですよね。

患者を見るという本来の業務と異なる新規集客の施策により疲弊・消耗していく治療家は後を立ちません。

新規集客で悩むと誇大広告をやりがち

一人治療院が新規集客に悩むと、次第に広告やブログも誇大表現になっていきやすくなります。

一回で治す、〇〇が完治する、大幅な値下げ演出、経歴詐称etc

見る人が見れば一発アウトの誇大広告を打つハイリスクな経営は絶対に長続きしません。

一人治療院のPPCやFB広告を使った新規集客は薬事法違反のリスクを常に意識しなくてはいけません。

バレなきゃいい、うちは小さいから相手にされない、でやり続けるのは危険です。

新規集客は売り込み感がでがち

先に述べたように新規は時間とコストをかけて集客しているので「コスト回収のためになんとしても売りたい」という心理になりがちです。

そうなれば当然売り込み感は強くなり、結果売れたとしてもクレームや悪評を招く可能性もあります。

たった一つの悪評が大きなマイナスイメージに繋がりかねません。

地域のコミュニティやネット上にそうした声が上がってしまえば、その後の経営が厳しくなるのは目に見えています。

新規集客を頑張って経営を立て直す、というのはこうしたリスクがあることを必ず知って起きましょう。

新規集客の前に一人治療院がすべきこと

では、一人治療院はどうすればいいのか?という話を最後にしておきます。

そもそも、毎月20人も30人も集客しないとやっていけない治療院は根本的に問題を抱えている可能性が高いです。

客単価が低い、リピート率が悪い、患者との関係構築が下手、施術効果に満足してない、物販やオンラインサービスといった施術以外の収入源がないetc

こうした問題を先に解決しなければ、永遠に集客に悩み続けることになり危険な施策をやらざるを得ない状況を作ってしまいかねません。

何より、コロナ渦で客離れが加速する中、新規集客で対応しようとするのは時代に逆行していてより難易度が上がっています。

一人治療院は経営のあり方を大きく変えなくてはなりません。

新規よりも既存の客単価やリピートを上げる、治療院の外でも健康教室などを開催して関係構築やイメージを高める施策を行う、オンラインでの繋がりを強める。

私はこうした施策により新規はほどほどに既存の患者さんと長いお付き合いをして客単価を上げています。

そして、栄養治療家として行なっている栄養指導、インナーケア、オンライン講座はこうした施策と非常に相性がいいのです。

私は今後「治療院で施術するだけの先生」というスタイルでは今後生き残って行くのは難しいと考えています。

あなたも一度自分の治療かとしてあり方を考えてみてください。